🌙月組東京公演稽古場情報 ― 天紫さん＆白雪さん【SKY REPORT】

10月1日放送の『タカラヅカニュース』の「SKY REPORT」で、10月4日に初日を迎える月組東京宝塚劇場公演の稽古場情報を視聴しました。
トップ娘役の 天紫珠李さん と副組長の 白雪さち花さん が稽古場の様子や役への思いを語っていました。

🎭 役について

まず、天紫さんが演じるのは救世軍のサラ。最初は「軍曹としての姿」が強く意識されたそうですが、大劇場公演を経て「より人間らしい面を出したい」と考えるようになったとのこと。
サラの真面目さや積極性に加えて、恋愛模様では「惹かれ合いながらも葛藤しつつ突き進む力」を表現していきたいと話していました。

また、ハバナで酔って素直な気持ちを出すシーンについても触れ、「真面目なサラの本音が垣間見える瞬間を大切にしたい」との言葉が印象的でした。

一方の白雪さんは、ホットボックスドールズのミミを担当。「大人っぽさとキュートさの両面を持った華やかな役」と語りつつ、自分らしさが出るからこそ難しい面もあると率直にコメント。
天紫さんから「さちかさんだからこそ愛されキャラになる」と言われ、稽古場のあたたかい空気が伝わってきました。

🌟 好きなシーンについて

天紫さんが挙げたのは「男役さんがスーツでさりげなく飲み物を飲む芝居」。小さな仕草にも魅力を感じるのが、宝塚ファンらしい視点です。

白雪さんは「2幕冒頭のギャンブルシーン」。舞台上に出ている大勢の出演者一人ひとりが個性を出そうと研究していて、「青春だなぁ」と感じる場面だそうです。

さらに、ドールズの銀橋登場シーンや、バハマでのサラの酔っぱらい場面、舞台を彩る群像芝居など、それぞれにお気に入りポイントを楽しそうに語っていました。

🎯 マニアックな見どころ

ここでは裏話が続出！
天紫さんが明かしたのは、みんなが大好きな「赤ちゃん」の名前。実は “オベディアジュニア” と名付けられているそうです。さらに名付け親は天紫さんとのことで、こんな裏設定があったとは驚きでした。

白雪さんも「赤ちゃんの首をかなりグラグラさせてるけど大丈夫？」と鳳月杏さんに聞いたエピソードを披露。実際には「赤ちゃんの扱いに慣れてない感」を役作りであえて出していたのだとか。細部までこだわる姿勢に感心させられます。

さらに、ネイサンが育てているのは「カーネーション」だという意外な小ネタまで飛び出し、思わず笑ってしまいました。

💃 フィナーレについて

フィナーレでは、トランプのような衣装やお芝居の延長のような振りが繰り広げられるのも大きな魅力。
天紫さんは「踊っているというより会話をしているような、幸せな気持ちがお客様に伝わったら」と語り、白雪さんも「今回一瞬ちな（鳳月杏）ちゃんと踊るけど、トップさんたちが大階段で反ったりするのは「信頼で結ばれている」っていうのを、最後に初めて実感した」と笑顔で話していました。
舞台全体の空気を一気に華やかに変える、見どころ満載のフィナーレになりそうです。

💐 白雪さんの退団について

今回の東京公演をもって退団される白雪さん。
白雪さんは「みんなと過ごす最後の稽古場、大切に噛みしめて過ごしたい」と胸いっぱいの様子で答えていました。
長年にわたり月組を支えてきた存在だからこそ、一つひとつの場面に思いが込められていることが伝わってきます。

🔥 東京公演にかける意気込み

最後に二人から東京公演への思いが語られました。
天紫さんは「『GUYS AND DOLLS』に挑戦でき光栄ですし、まだまだ成長できるように東京公演も頑張ります」と力強くコメント。
白雪さんは「長い時間の感謝の思いを込めて精一杯舞台上で恩返ししたいし、皆様と一緒に笑顔の時間を大切に、東京の最後の日まで過ごしていきたい」としみじみ語り、あらためてお客様への感謝をにじませていました。

天紫珠李さんが語るサラの真面目さと突き進む力、白雪さち花さんの華やかで愛されるドールズ像。
二人の会話からは、それぞれの役への愛情や仲間との信頼関係、そして東京公演に向けてさらに練り上げていく熱気がひしひしと伝わってきました。

大劇場公演からの進化に加え、東京ならではの新しい空気をまとった月組の舞台がどのように仕上がるのか、とても楽しみです。

（参考：タカラヅカニュース〈タカラヅカ・スカイ・ステージ放送〉 SKY REPORT 月組東京宝塚劇場公演　稽古場情報）

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