12月15日放送のタカラヅカニュース「花組 日本青年館ホール公演 千秋楽」を視聴しました。
組長・美風舞良さんの丁寧なご挨拶に始まり、
主演・極美慎さんが語った“ジェームス・ディーン”と向き合った日々。
舞台の上だけでなく、その時間そのものが宝物だったことが、言葉の端々から伝わってきました。
💕 感謝に包まれた千秋楽
花組組長・美風舞良さんからは、千秋楽を迎えられた感謝の気持ちが丁寧に語られていました。
この公演を支え、応援してきたすべての人への「ありがとうございました」という言葉が、花組全員の想いを代表するように、あたたかく客席に届けられている様子でした。
🕶 極美慎さんが語る「ジェームス・ディーン」との時間
主演の極美さんは、”ジェームス・ディーン”という人物と向き合いながら舞台に立つ日々が、
自分自身と向き合う時間でもあったと振り返っていました。
一瞬一瞬を生き抜くディーンの姿に、尊敬の念が日に日に深まっていったこと、
そして「役者という仕事の尊さ」を改めて実感した稽古期間だったことを、
真摯な言葉で語られました。
夜空を見上げながらディーンの心に思いを馳せた日々、
初めて花組の仲間と作品を作り上げた時間――そのすべてが、
極美さんにとって宝物のような経験だったことが伝わってきます。
そして最後には、役との別れを惜しみつつも、ニックのセリフを引用しながら
「新たな宇宙に向けて」前に進んでいくという力強い言葉で締めくくられました。
🎭 リスペクトと幸せに満ちたカーテンコール
カーテンコールでは改めて、ジェームス・ディーンへの敬意、
そして宝塚でディーンを演じてきた偉大な上級生へのリスペクトが語られました。
主題歌に重なる「時代を超えていく」という言葉の通り、
この作品が持つ美しさや輝きを噛みしめながら過ごした日々が、
極美さんにとってかけがえのない時間だったことでしょう。
「この作品に出会えて幸せだった」という素直な想いが伝わってきました。
✨ 花組への想いと未来へのエール
続くカーテンコールでは、同日に千秋楽を迎えた永久輝せあさん主演作『Goethe！』への祝福も。
永久輝さん率いる花組の力になれるように、『DEAN』で得たすべての経験を糧に、
次の大劇場公演へ向けて精進していきたいという、前向きな決意が語られました。
🎈 幕が下りる前にはサプライズが…
幕が下りる直前、風船や花吹雪が降り注ぐサプライズ演出に、出演者たちも思わず大はしゃぎ。
劇場全体が一体となった、まさに千秋楽ならではの光景でした。
🌸 「花組ポーズ」で大団円
最後はおなじみの「花組ポーズ」。
極美さんの「花組！」の掛け声に、「最高！」と応える声が響き渡り、
笑顔と拍手に包まれて公演は大団円を迎えていました。
役と向き合い、仲間と支え合い、そして観客と想いを共有した日々。
『DEAN』という作品は、極美慎さんにとって、そして花組にとって、
確かに“次の宇宙”へ進むための大切な時間だったのだと思います。
風船と花吹雪が舞うサプライズ、客席とひとつになった「花組ポーズ」。
笑顔と拍手に包まれながら迎えた千秋楽は、終わりでありながら
未来へとつながる希望に満ちていました。
この舞台で育まれた想いが、次の花組の物語へと受け継がれていく──
そんな確信を胸に残してくれる、あたたかい千秋楽の様子でした。
（参考：タカラヅカニュース〈タカラヅカ・スカイ・ステージ放送〉 「花組 梅田芸術劇場メインホール公演 千秋楽」）
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