《月》宝塚稽古場&《星》新人公演インタビュー稀惺さん&《花》101期入門講座3&《花》スカレポ紹介 2025/07/04

宝塚歌劇団
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SKY REPORT月組 宝塚大劇場公演 稽古場情報

出演者

鳳月 杏
組長 梨花 ますみ

『GUYS AND DOLLS』は、宝塚では月組が初演を務めた作品で、梨花さんもその舞台に出演されていたそうです。
今回は2025年版として、新たに稲葉先生が脚本・訳詞・演出を手がけており、これまでの宝塚版とは印象がガラリと変わっているとのこと。セリフや場面、楽曲なども新たに追加されており、ブロードウェイ版に近い仕上がりになっているそうです。
過去の宝塚版を知っている方にも、新鮮に感じられる舞台になりそうです。


スカイ役について

鳳月さんが演じるスカイは、クールでかっこいいギャンブラーという一面だけでなく、純粋さや優しさも垣間見える人物。そういった人間らしさとの対比に面白さを感じながら、様々な面を表現していきたいと語っていました。梨花さんも「とても紳士的」とその印象を話されていました。


ネイサンについて

ネイサンを演じる風間柚乃さんは、これまでにない新しいネイサン像で、「すごく面白い」と鳳月さんも絶賛。スカイとの対比も今作の大きな見どころになりそうです。


サラについて

天紫珠李さん演じる救世軍のサラは、真面目で誠実なキャラクターながら、ハバナのシーンでは素の部分が出てくるのがチャーミングで面白いと、鳳月さんも梨花さんも口をそろえて語っていました。


ギャンブラー仲間たち

ネイサンの風間さん、ベニー役の夢奈瑠音さん、ナイスリー役の礼華はるさんと、それぞれが個性的でコメディセンス抜群のキャラクター揃い。
特に礼華さん演じるナイスリーは、今回“物を食べている”というユニークな設定で、舞台のあちこちでサンドウィッチやチキンを手にしている姿がとても可愛らしいとのこと。
また、ナンバーではアレンジが加わった楽曲を礼華さんがメインで歌い、梨花さんも一緒に参加している場面があり、見どころの一つです。


ビッグジュールやアデレイドも注目

英かおとさん演じるビッグジュールは、絶妙なユーモアで“可愛らしさ”すら感じさせる仕上がりに。
アデレイドは、彩みちるさんと彩海せらさんの役替わり。2人とも全く異なるアプローチでそれぞれの魅力を発揮していて、ネイサンとの掛け合いも違いがあり、お客様もぜひ両方観ていただきたいと話されていました。


救世軍のメンバーたち

アーヴァイド役には専科の悠真倫さん。鳳月さんも梨花さんも、花組時代からご一緒していた安心感を口にされていました。
救世軍メンバーは楽器を持って登場し、大太鼓やトロンボーンの動きなどをオーケストラの方から指導を受けているそう。細かな部分まで丁寧に作り込まれているようです。


見どころやフィナーレについて

今回はオーバーチュアなしで、いきなり舞台が始まる構成。ニューヨークの街をさまざまなキャラクターが行き交う様子から物語がスタートし、鳳月さんもお気に入りのシーンと話していました。
プロローグには下級生も含め全員が登場し、それぞれに見せ場があるのも楽しみのひとつ。
ホット・ボックス・ガールズやギャンブラーたちのナンバーなど、娘役・男役それぞれの魅力が詰まった舞台になりそうです。

フィナーレでは、ラジオシティのロケットをイメージしたロケットダンスが登場し、ニューヨークの街並みからそのまま繋がる流れになっているとのこと。
お芝居の延長としてフィナーレが始まる、という工夫も光ります。


鳳月さんの意気込み

「明るいアメリカのハッピーミュージカルとして、月組の和気あいあいとした雰囲気のまま、お客様に新しい形の『GUYS AND DOLLS』をお届けできるよう頑張ります」と、鳳月さん。

月組の熱気あふれる舞台に、ますます期待が高まります。

\🌙月組 全国ツアー公演🌸


新人公演インタビュー 星組 稀惺 かずと

宝塚大劇場 新人公演を終えて

一つの舞台を終えさせていただけたことへの感謝と、東京に向けて、さらに深めながら頑張りたいという気持ちでいる。


主演に決まって

新人公演の主演という、とても責任のある役どころであり、なおかつ礼さんの退団公演という大切な作品で“出門”をさせてもらえることに、プレッシャーはもちろんあった。ただ、責任ある立場を任されたからには、下級生のみんなに「ついていきたい」と思ってもらえるような存在でありたいという、前向きな気持ちで覚悟を決めていた。


役創りについて

とにかく礼さんの“出門”が本当にかっこよくて、一から自分の“出門”を創っていくことも大切だとは思いつつ、それ以上にまずは見て学ぶことが重要だと感じた。礼さんの演じる“出門”をとにかく見て、男役としての仕草や日本物の所作など、少しでも多くのことを吸収しようと思い、真似から始めるつもりでいた。

劇団☆新感線のイノウエ歌舞伎特有の「効果音と一体になって完成する殺陣」だと思うが、実際にやってみると、着流しでの殺陣はかなり難しく、どうしても男らしさに欠ける部分が出てしまった。だから、鬼の子たちや、同期の詩、大希と一緒に練習して頑張った。


相手役 詩 ちづるとの芝居について

今回の新人公演では、お互いに乗り越えるべき課題が多くて、芝居で相手を感じながら演じることがなかなかできないまま舞台稽古に突入してしまった。でも、本番の相手が詩だったからこそ、心から信頼して、お互いの感情を感じ合いながら芝居をすることができた。本当に助けられているという感覚がある。

詩との殺陣では階段を使った動きがあり、とてもダイナミックで大変な立ち回りだった。礼さんからは「あそこは綺麗に殺陣を見せようとするよりも、とにかく無我夢中で迫力と想いが伝わればいい」と言っていただいたので、本番ではあまり型にとらわれすぎず、全力のパワーをぶつけるつもりで懸けていた。


大希 颯との芝居について

すっと役に入れるような不思議な感覚が大希とはあって、息も合っていると感じる。もちろん2人でたくさん殺陣の練習もして、相手を感じながら演じているけれど、感じすぎると役の人物像とはズレてしまう部分もあるから、そのバランスが難しかった。
東京に向けては、そこをもっとブラッシュアップしていきたい。


本役 礼 真琴 からのアドバイス

礼さんから「つんつんはなんでも簡単にこなせるような感じに思われがちだから、その壁を私が一緒に壊していきたい」と言われて、感動を超えた何かを感じた。

「何があっても、とにかくがむしゃらに魂をぶつければ“出門”は大丈夫だ」と言っていただいたので、本番はその言葉を信じるしかないと思って、温かい言葉をもらったことが本当に嬉しくて、恐れることなくやってみようという気持ちに切り替わった。

今回は日本物ということで、「細かい所作などを東京に向けてさらに学んでいけたらいいね」と言っていただいて、「なかなかこういう日本物や着流しを着る機会がないからこそ、この作品で、この新人公演を通して、江戸っ子の粋な仕草を絶対に学んだと言い切れるように、もっと深めていったら、より良いものになるんじゃないか」とも言っていただいた。


東京宝塚劇場 新人公演に向けて

大劇場での新人公演を経て、舞台は本当に「生」なんだと強く感じた。どれだけ練習を重ねても、本番は一度きり。その一回にかける想いこそ、新人公演で特に大切にしたい部分だった。

新人公演もあとは東京の一回限り。その一回に、メンバー全員でかける想いを大切にして、一人も欠けることなく、全員が一丸となって作り上げる舞台を、お客様に届けたいと強く思う。


最後に稀惺さんは、

大劇場で学んだことを糧に、東京でより良い舞台をお届けできるよう全力を出し切りたいと思います。

と話していました。

\⭐星組 大劇場公演🏯/


101期の入門講座 ~花組 第3回~

出演者
  • 咲乃 深音:101期の花組男役に囲まれて5周年
  • 愛乃 一真:みんなを笑顔に、歩くパワースポット
  • 龍季 澪:双眼鏡は必要なし!
  • 翼 杏寿:最後まで花男極め続けます!
  • 涼香 希南:みんな花組見に来なよ!

今回でラストとなる第3回では、現在公演中の花組公演『悪魔城ドラキュラ』『愛, Love Revue!』について、101期生の皆さんがオススメ場面を語ってくれました。


『悪魔城ドラキュラ』のおすすめ場面

まず話題に上がったのは、物語の幕開けとなるプロローグ
咲乃さんは影コーラスとして出演しているそうですが、大階段で展開されるコウモリの演出や構成が迫力満点で、「ゲームの世界へようこそ」と言いたくなるほどの雰囲気だと語っていました。
翼さんもこのプロローグが大好きとのことで、特に大階段の上に永久輝せあさんが登場する瞬間にテンションが上がるそう。出演していても、観ていても楽しい場面だと話していました。

愛乃さんが印象深いと話していたのは、魔物たちによる立ち回りの場面
自分を含め、咲乃さん・龍季澪さん・翼さんの4人が魔物として出演していて、アルカードとの戦いや、サキュバス戦、マグヌス戦などさまざまな場面に登場しているそうです。
中でも娘役さんがスライディングをしたり、自分は唯一側転ができるということで、アクロバティックな演出にも注目です。

龍季さんは、サキュバスvsアルカードの場面での高音に注目してほしいとのこと。
なんと1オクターブ高いキーの譜面で歌っており、最初は「本当にこのキーで合っているのか?」と疑ったそうですが、そのまま挑戦しているそうです。
原作でも同じ曲が使われており、翼さんは初めてその歌声を聞いたとき、「これ、龍季が歌ってる?」と思うほどの再現度だったとか。愛乃さんは、その歌稽古を聞きに行ったというエピソードも。

翼さんは、マリアの回想シーンでのアルカードの分身として踊る場面
蝙蝠Aの役として開演してすぐに登場し、アルカードの分身という役どころで、永久輝さんの表情や息遣いを間近で感じながら日々研究しているとのこと。

一方、涼香さんはフランス革命の場面
101期の中では唯一の“人間”の役で、市民やフランス兵士として出演しています。市民としての怒りや絶望を表現するため、仲間と一緒に自主稽古を重ねているそうです。
革命後には魔物たちとの絡みもあり、兵士として出ている場面では「自分の中では“正義”としてやっている」と語っていました。
龍季さんも「この場面の熱量は日に日にエスカレートしている」と話しており、迫力のある場面になっているようです。


『愛, Love Revue!』の見どころ

レビュー作品では、咲乃さんがエトワールを務めており、憧れだった仙名彩世さんが『BEAUTIFUL GARDEN −百花繚乱−』のデュエットダンスで着用していた衣装を着ているとのこと。
衣装合わせのときには「この衣装を着させていただくのか…」と身が引き締まる思いだったそうで、同期が見守ってくれる中での振付稽古には感謝の気持ちがあふれていたと話していました。
翼さんも、以前エトワールをした『The Fascination!』での経験から「貫禄が出てきた」と称賛していました。

愛乃さんが出演しているのは追憶の場面
額縁の中の肖像画から飛び出すように踊る振付で、謝先生らしい感情のこもった動きが多く、踊っていて感極まってしまいそうになるとのこと。
リフトは一之瀬航季さんが担当しており、「まさか自分がリフトされる側になるとは」と驚きながらも信頼して任せているそうです。

龍季さんは「BAD POWER」の場面
公演内容が発表されたときから「チャンスがあれば…」と思っていたという憧れの場面。初演の振付を若央りさ先生が振り起こしてくださったそうで、リスペクトを持って取り組んでいることが伝わってきました。
愛乃さんによると、龍季さんは振付初日からすでに全部踊れていたそうです。

また、龍季さんは出ていない場面としてジゴロのシーンも大好きだそう。
袖から毎日見ているそうで、「永久輝さんの色気がすごい!」と感動しきりでした。

翼さんが挙げていたのはフィナーレの黒燕尾の場面
一緒に退団する羽立光来さんと一緒に踊っていて、幸せな時間をかみしめているとのこと。
ある日、すごくカッコ良く髪の毛をかき上げている男役がいて「誰だろう?」と気になっていたら、なんと愛乃さんだったという、ほっこりエピソードも。

最後に涼香さんが語っていたのはプロローグの始まりの演出
大階段に立つ永久輝さんひとりにライトが当たるスタートから、男役たちが一気に階段を降りた後、娘役たちがハート型に並ぶという流れがとても美しく、舞台全体のワクワク感を高めてくれるそうです。
衣装のスタイリッシュさや帽子の華やかさにも注目とのこと。


これにて、3回にわたって放送された「101期の入門講座 ~花組編~」は終了。
花組101期生たちの人となりや、公演に対する熱い思いや日々の努力がたっぷりと詰まった内容でした。
観劇の際は、彼らの姿にもぜひ注目していきたいです。

\🌸花組 博多座公演🪄/


花組 スカイ・レポーターズ紹介

新スカイ・レポーターズ

紅羽 真希
凛乃 しづか

新スカイ・レポーターズに決まって…

まずは、新しくレポーターズを務めることが決まった時の気持ちから。
紅羽さんは「率直にとても嬉しかった」と笑顔。
凛乃さんがこれまで羽立光来さんと築いてきた名コンビの印象が強いことから、少々プレッシャーもあるそうですが、「新しいコンビとして頑張りたい」と意欲を見せてくれました。

一方の凛乃さんは「まさか継続させていただけるとは思っていなかった」と驚きながらも、「まいこ(紅羽)さんとまた新たなページを作れることがすごくワクワクしている」と、新たなスタートに期待を寄せていました。


花組のどんなところをレポートしていきたい?

紅羽さんは、稽古場レポートや突撃レポートを通して、花組の皆さんの公演に対する想いをたくさん聞いて伝えていきたいと話してくれました。

凛乃さんは「舞台をもっと楽しんでいただけるように」、その魅力を楽しくお届けできたらと語っており、情報だけでなく、空気感や花組らしさが感じられるレポートになりそうです。


スカレポとしての抱負

紅羽さんは、「花組の魅力をしっかりお届けしたい」と力強くコメント。
凛乃さんも「舞台を楽しんでいただけることを目標に、それぞれの個性や今までにない一面も発信していけたら」と、新しいスカレポのスタイルを模索する意欲を見せてくれました。


新コンビとなった紅羽さん&凛乃さんのスカイ・レポーターズ。
舞台裏や稽古場の温度感、そして花組の新たな魅力をどんなふうに届けてくれるのか、これからの活躍がとても楽しみです!

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